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書道具の世界
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【更新日】2023.10.05
こんにちは!
茨木市を始め、高槻市、枚方市、箕面市などの北摂地区を中心に骨董品の買取りをしています、茨木星見堂店主です。

骨董品には様々なジャンルがありますが、今回は「書道具」に着目したいと思います!
書道具とは?
多くの方が学校の授業で書道に触れた経験があると思います。
では、書道具と言えば何を思い浮かべますか?
一般的に書道具は文房四宝と呼ばれる硯・墨・紙・筆の4種の他に、文鎮・下敷・水差しなどがあります。
文房四宝は中国で文人が書斎で使うための道具を意味し、教養や品格を象徴するものとして重んじられてきました。
また、優れたものを好み重宝してきたことを表しています。

硯の価値
硯は、中国でも長い歴史を持つ文房具の一つであり、骨董品としての価値が大変高いです。
基本的に天然石で作られ、職人が手作業で作るため大量生産ができません。
日本で作られたものを和硯(わけん)、中国で作られたものを唐硯(とうけん)といいます。
硯の査定ポイント
古くに作られた一定の種類の硯に特に価値があります。
有名な和硯の産地
- 雄勝硯(宮城県)
- 赤間硯(山口県)
- 雨畑硯(山梨県)
- 玄昌硯(宮城県)
唐硯の四大名硯
- 端渓硯(たんけいけん)
- 歙州硯(きゅうじゅうけん)
- 洮河緑石硯(とうがりょくせきけん)
- 澄泥硯(ちょうでいけん)
端渓硯では採掘される坑道によってランク付けされており、特に老坑、坑仔巌、麻仔坑は現在、採掘が中止されており、稀少価値が高くなっています。
また、陶硯(陶磁器で作られた硯)として、人間国宝にも認定された陶芸家「加藤卓男」作のものなどが高値で取引されています。
硯箱は日本独自の文化
硯箱は書道の硯や筆、墨を収納するための箱です。
中国には無いとされ、日本の貴族や武家などの上流階級の調度品として発展していきました。
漆塗りをほどこして蒔絵や螺鈿で細工をしたものは美術品としての価値を高く評価されています。
美術館や博物館に収蔵されているものもあり、有名なところでは本阿弥光悦の舟橋蒔絵硯箱などは国宝に指定されています。

炭の価値
墨とは、すすやにかわ、香料などを練り固めて作られたもので、書道の重要な道具です。
炭の査定ポイント
古墨
古い墨は古墨(こぼく)と呼ばれ、一般的に骨董品や美術品として価値の高い墨は100年以上前のものとされています。
中でも中国で作られた唐墨の古墨が最も高い価値を持ちます。
日本最古の墨として中国と朝鮮の墨が、国宝「正倉院」にも宝蔵されています。
和墨
日本製の和墨でも、20〜30年前のものでも高値で取引されることがあります。
墨運堂、古梅園、日本製墨、呉竹などが有名です。
また種類としては、植物油のすすから作られた油煙墨(ゆえんぼく)と、松の木のヤニの出ている部分を燃やした煤でつくられる松煙墨(しょうえんぼく)があります。
松煙墨は年月により色が変わり青みが強くなり、青墨と呼ばれ高級墨とさてれいます。
また、木箱や桐箱、保存の袋が共に保存されているとより高値買取されます。
筆の価値
筆は使用済みでも買取可能?
書道の師範などをされていた方の遺品整理をされた際、書道具が残っているがその価値がよくわからず処分に困っている方のお話をよくお聞きします。
特に、筆は書道においては消耗品であるため、本数が多く残っています。
状態にもよりますが使用済みでも買取対象となりますので、すぐに捨てずにご相談ください。
筆の査定ポイント
筆は日本製の「和筆」と中国製の「唐筆」があります。
有名な産地
- 和筆・・・熊野筆(広島県)、豊橋筆(愛知県)、京筆(京都府)など
- 唐筆・・・湖州(浙江省)
柄の部分に豪華な装飾
螺鈿、高級竹、象牙、玉管などの凝った装飾が施されているものには、美術品としての価値があります。
筆の毛の素材が珍しい
- 動物の毛・・・馬、羊、狸、イタチ、猫、
- 鳥の毛・・・雉・孔雀
- 植物・・・竹
また、毛の長さにより筆は超長峰・長峰・中峰・短峰・超短峰と区分されます。
唐筆に関しては、1965年の文化大革命以前の筆に価値があります。
徽州(安徽省)の墨と湖州(浙江省)の筆は中国では至極の名品を生み出しましたが、文化大革命以降、一括りの「上海工芸」という名前になり、国が管理し品質は劣化しました。
古い書道具の価値は隠れた名品が潜む
今回は書道具について触れてみました。
古いものは驚くような価値があることが非常に多い分野といえます。
書道教室を営まれていた方、遺品整理で価値がわからず処分に困っている方は、まずは一度茨木星見堂へご相談ください。


