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実家の片付けで見つけた!古布の価値を見直すヒント
【更新日】2025.05.09

実家の片づけを手伝っていると、押し入れの奥から出てくるのが古い布類です。
着なくなった着物や、祖母が自分で仕立てたという布団がわ、使わなくなった風呂敷など。今まで「もう使わないけれど、なんとなく捨てられない」と思いながら保管し続けてきたであろう布類。
実は、古くても破れていても、古い布類が”古布(こふ)”として再注目されています。今回は、古い布の魅力と可能性についてご紹介します。
古布とは?
古布とは、文字通り「古い布」のことですが、その範囲は幅広く、着物、反物、布団がわ、のれん、風呂敷、洋服地、手ぬぐい、帯地、刺し子布など、あらゆる布製品が含まれます。
これらの布には、単なる「古いもの」ではなく、作られた時代や人々の暮らしが宿る素材と考えられています。手織りならではの温かみ、自然の恵みを生かした草木染めの色合い、一針一針丁寧に施された手刺しの技術、その土地ならではの地域柄、現代の機械織りでは再現が難しい独特の風合いなどが、古布を単なる古い布切れ以上の価値あるものにしています。
江戸時代から昭和中期くらいまでの布が主な対象となりますが、最近では昭和後期の特徴的なデザインの布も注目されるようになってきました。
なぜ今、古布が見直されているのか?
「リメイク・アップサイクル」の広がり
古布は新たな形に生まれ変わることで価値を見出されています。洋服・バッグ・のれん・インテリア雑貨など、アイデア次第で様々な形に再生されます。特に手芸作家やクリエイターの間では、和モダンやレトロな柄が唯一無二の個性を生み出す素材として人気です。
SNSでは、古布を活用したハンドメイド作品が多く共有され、その独特の味わいや布地自体がもつストーリー性が多くの人を惹きつけています。一見古臭いと思われがちな柄や素材も、現代的なデザインと組み合わせることで新鮮に映ります。
「素材」としての魅力

古布が持つ物理的な特性も、大きな魅力の一つです。現代の機械織りの布にはない、独特の風合いや丈夫さを持っています。特に、長年使われることで柔らかくなった木綿や麻の肌触りは、新品にはない心地よさがあります。
また、天然染料で染められた古布は、時を経るごとに色合いが変化し、深みを増していきます。こうした経年変化も、古布ならではの魅力です。さらに、手織りや手縫いの技術が光る古布は、現代の大量生産品にはない味わいがあります。
「もったいない」に通じる古布再活用
「捨てるには惜しい布」が、誰かの手によって新たな命を吹き込まれること。それは資源を大切にする日本の伝統的な「もったいない」精神にも通じるものです。古布を再利用することで、新たな布製品の生産に必要なエネルギーや資源を節約することにもつながります。
環境問題への意識が高まる中、「使い捨てない・捨てない暮らし」が注目されています。古布を活用することは、今全世界で目指している持続可能な社会の取り組みの一環といえるでしょう。
古布の中には「価値がある」ものも

古布の中でも、特に価値が高いとされるものがあります。例えば、明治〜昭和初期の手染め布、藍染め、型染め、刺し子布などは、その技術の高さから高く評価されることが多いです。
また、意外なものとして、大漁旗、こいのぼり、蚊帳地、浴衣生地なども、その独特の素材感や柄から人気があります。特に、地域の特色が色濃く反映された民芸品的な布や、家庭で大切に使われてきた日常品は、現代ではなかなか見られない貴重な文化財とも言えるでしょう。
破れやシミがあっても大丈夫?
多くの方が「シミがある」「破れている」という理由で、古布の価値を低く考えがちですが、実はそうとは限りません。古布を活用する人々は、使える部分だけを切り出して活用するケースも多いのです。
例えば、着物の場合、袖や襟元に汚れがあっても、背中や裾の部分が美しければ、それらの部分だけを切り取って小物に仕立て直すことができます。また、刺し子のように、補強や修繕のために施された手仕事にはそれ自体に価値があります。「継ぎ接ぎ」の文化は、日本の伝統的な美意識の一つでもあるのです。
専門業者を活用しましょう
ちょっと古いだけでは、それほどの価値がない場合もあります。「価値がわからない」「捨てるか迷う」と感じる布があれば、一度プロの目を通してから決断するのも良いでしょう。特に、明治・大正・昭和初期の布や、手仕事が多く入った布は、思いがけない価値を持っている可能性があります。
古い布には可能性がある
古い布は、単なる「使わなくなったもの」ではなく、文化や技術、そして私たちの暮らしの記憶を宿した貴重な素材です。家の押し入れやタンスの奥に眠る古布も、誰かの手によって新たな命を吹き込まれ、次の世代に受け継がれていくかもしれません。
古い物は「捨てる前にどう活かすか」を考えることは、自分だけでなく次世代のためにも大切な循環をはじめる第一歩となることでしょう。
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