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ご実家やご自宅に、鉄瓶や銀瓶は眠っていませんか?
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【更新日】2024.02.23
茶道具の一つに、銀瓶というものがあるをご存知ですか?
主に水や湯を入れておくための容器です。

茶道では、水を沸かせたりお湯を用いたりする際に銀瓶を使用し、茶道具の一部として重要な役割を担っています。
え?鉄瓶じゃないの? 銀瓶なんてあるの?とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。
まずは、鉄瓶と銀瓶との違いについてご紹介します。

鉄瓶と銀瓶との違い
どちらも湯沸かしとして使われますが、以下の点で違いがあります。
- 素材:銀瓶は銀製、鉄瓶は鉄製です。当たり前ですね。。
- 熱伝導率:銀瓶の方が鉄瓶よりも4.5倍も熱伝導率が高いです。
そのため、銀瓶は鉄瓶よりも早くお湯を沸かすことができます。 - お湯の味:鉄瓶は、鉄の成分がお湯に溶け出し、ほんのりとした鉄の味がします。
銀瓶はお湯の味を変化させません。
ですから、銀瓶は煎茶の本来のおいしさを味わうことができます。 - 価格:銀瓶は鉄瓶よりも高価です。
| 鉄瓶 | 銀瓶 | |
| 素材 | 鉄 | 銀 |
| 熱伝導率 | 低い | 高い |
| お湯の味 | 鉄の味がする | 変わらない |
| 価格 | 安い | 高い |
銀瓶は日本の金工技術の極み!
銀瓶は、茶道においては格式の高い道具の一つです。
銀は昔から海外でも貴族や王族の財力を顕示するものとして食器やカトラリーに使われていました。
人気のもう一つの理由として銀は毒殺を予防するという側面がありました。
銀はヒ素に反応をして黒くなるので未然に毒殺されるのを防ぎます。
時の権力者たちは命を狙われることも多かったのでしょうね。

日本でお茶の道具として取り入れられるようになってからは、銀瓶には工芸品として財を尽くす豪華なものが有力者たちに好まれました。
昔作られた特に有名な作家のものは高値で取引されています。
銀瓶の特徴としては、表面の霰(あられ)模様です。
この突起は、職人が金づちで打ち延べて形作る日本独自の金工技術の美しさです。
機械ではなかなか表現が難しい熟練の職員にしかできない技術です。
また、蓋のつかみに彫金が施されていたり持ち手や注ぎ口の造形が凝られたものなども、美術品としての評価が大変高いとされています。
銀というさ道具としての優れた性質と、美術工芸品としての価値が銀瓶にはあります。
銀瓶のお手入れ方法

日常のお手入れ
日常のお手入れは、使用後に柔らかい布で水気を拭き取るだけです。
ただし、表面に汚れや水垢が付着している場合は、ぬるま湯で洗い流してください。
洗剤は使用しないようにしましょう。
月1回程度の定期的なお手入れ
1:銀瓶をぬるま湯でよく洗い、水気を拭き取りとる。
2:銀磨きクロスや、重曹と水を混ぜたものに浸した布で、銀瓶を磨く。
3:水で洗い流し、乾いた柔らかい布で拭き取る。
銀瓶は、柔らかい金属のため、強いの力で磨いたり、硬い布で磨くと傷がついてしまうことがあります。
また、研磨剤入りの洗剤や、塩素系洗剤を使用すると、表面に傷や変色が付くこともあるので注意!
そのため、お手入れの際は、柔らかい布や、銀専用の磨き剤を使用するようにしてください。
保管方法
保管する際は、専用の巾着袋や布袋に入れ、直射日光や高温多湿の場所を避けて保管してください。
まとめ
銀瓶は、その美しい輝きと高級感から、茶道具としてのみならず、芸術品として評価されることもあります。
槌目や透かし彫りなどの模様が施されているその風格は、茶席において湯沸かしという機能性だけでなく、茶席にこられたお客様へのおもてなしとしても一級品です。
もしお家に銀瓶がありましたら、大切に保管されてくださいね。
処分をお考えでしたら、ぜひ当店へ一度ご相談ください!


