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実家じまいの切り出し方|親を怒らせず「これからの幸せ」を話す3ステップ
【更新日】2026.03.06

「実家のこと、そろそろ考えなきゃな」と頭の片隅にあるけれど、
どう切り出せばいいかわからない。
実際、「売却しようと思って」とひと言言ったとたんに親の顔が曇ったり、
「まだ早い!」と怒らせてしまったりした経験はありませんか?
そして、それ以来なんとなくその話題を避けてしまう——という話も珍しくありません。
実家じまいは、単なる建物の処分の話ではありません。
親御さんにとっては、人生の歩みが詰まった「思い出の整理」そのものです。
いきなり「売る」「処分する」という言葉を使うと、自分の人生を否定されたような悲しさを感じさせてしまうことがあります。
実家じまいがうまくいくかどうかは、「何を決めるか」よりも「どう切り出すか」でほぼ決まります。
この記事では、実家を放置するとどんなリスクがあるか、いつ・どう話すか、断られたときの返し方を、順を追って考えていきます。
なぜ今、実家じまいの話し合いが必要なのか
「まだ親も元気だし、後でもいいだろう」と思いがちですが、実は今、日本全体で実家を取り巻く環境が大きく変わっています。
■ 空き家はもはや「他人事」ではない
総務省の最新の調査(令和5年住宅・土地統計調査)では、日本の空き家数は約900万戸に達し、空き家率は13.8%と過去最高を更新しました。
「いつか誰かが住むだろう」と思っていても、実際には放置され、管理しきれなくなるケースが激増しています。
■ 放置すると税金が「6倍」になるリスクも
2015年に施行され、その後強化された「空家等対策特別措置法」により、管理不十分な空き家は「特定空家」等に指定される可能性があります。 指定されると、これまで受けられていた固定資産税の優遇措置が受けられなくなり、税額が実質的に最大6倍に跳ね上がることもあります。
出典:政府広報オンライン|年々増え続ける空き家!放置すると差し押さえも?
■ 親が「判断できる状態」は、ずっとは続かない
遺言書の作成、不動産の名義変更——こうした手続きは、本人に判断能力がある間にしかできません。認知症の診断が下りてから「あのとき話しておけばよかった」と後悔しても、法的には何も動けなくなることがあります。
「旅行に行けるくらい元気なうち」が、一番前向きに選択肢を考えられる時期です。
\ 親が元気なうちにすることについてはこちらも読まれています /
【実家じまい】施設入所=相続できるは勘違い!親が元気なうちにすべきこと
家じまい・実家じまいのベストなタイミングとは?迷わず進めるためのポイント
話すタイミングは改まるより「日常の流れ」で
「今日は実家の話をしに来た」と改まると、親は身構えます。
「何か決断を迫られる」という空気を感じると、防衛反応が働くからです。
- 正月やお盆など家族が集まったとき
- 近所の空き家の話題が出たとき
- 「掃除が大変」と親がこぼしたとき
- 子どもの結婚など家族の節目
こういった流れで、「そういえば」と始められるくらいの温度感が、ちょうどいい。
改まった場を設けるより、日常会話の延長線上で出てきた話の方が、親も受け取りやすくなります。

親子関係を壊さない「話し方の順番」
内容よりも順番が大切です。専門家が推奨する流れはシンプルで、「感情 →これからの希望→ 現実」の3ステップです。
1.感情を共有する
まずは、親が持つ家の思い出を肯定することから始めましょう。
親御さんのこれまでの苦労や愛情を認めることで、心の壁が低くなります。
「この家で一番好きな場所ってどこ?」
「子どものころ、どんな思い出がある?」
こういった問いかけは、「処分の話をしに来た人」ではなく「親の気持ちを聞きたい人」としての姿勢を示します。
親にとって実家は不動産ではなく、人生の積み重ねそのものです。
その場所への敬意が、話し合いの土台になります。
2. これからの希望を尋ねる
「この先もここで暮らしたい?」
「もし体が動きにくくなったら、どうしたいと思ってる?」
まだ「売る」「処分する」といった言葉は出しません。親がどう考えているかを引き出すフェーズです。今の家を守ることよりも、「これからの親の幸せ」を軸に会話を進めます。
3.「現実」を少しずつ
ここで初めて、将来の話をします。「決める」のではなく、まずは「聞く」立場を貫いてください。
「もし将来、誰かに引き継ぐとしたら、どんな形がいいかな?」
「何か事前に決めておきたいことある?」
このくらいのトーンで入ると、「一緒に考えたい」という気持ちが伝わりやすくなります。
「まだ…」と言われたときなんと返せばいい?
親御さんの「拒否」は、「決断を迫られている」という不安の裏返しであることが多いです。
「まだ元気だから大丈夫」
返し方例
「うん、それが一番だよね。元気なうちに少し聞けたら安心かなと思って」
「元気な今だからこそ、父さん/母さんの希望をゆっくり聞けると思って。」
ポイント
“今=早すぎる”を、“今=一番いい時期”に変換している。
否定せず、タイミングの意味づけを前向きに変えているのがポイント。
「縁起でもない、まだ早い」
返し方例
「急がなくていいよ。ただ、みんなが元気なうちに少し共有できたらいいなって」
「縁起の話じゃなくて、父さん/母さんが大切にしてきたこの家を、変な形にしたくないから一緒に考えておきたいんだ」
ポイント
“決断”ではなく“共有”にハードルを下げている。
さらに「大切にしてきた家」と敬意を示してから話しているのが効果的。
「お金の話は嫌だ」
返し方例
「じゃあ、希望だけでも教えてくれる?」
「お金の話っていうより、父さん/母さんの希望を優先したいだけ。私たちが勝手に決めるのは嫌でしょう?」
ポイント
“お金”から“気持ち”へ話題を移している。
テーマを変えつつ、主語を“親の希望”に戻しているのが上手。
「この家は絶対に残したい」
返し方例
「そう思うよね。この家にたくさん思い出があるもんね。
残すとしたら、どういう形が一番いいと思ってる?それを知っておきたいんだ。」
ポイント
“否定せずに具体化”がポイント。
「残したい=どう残す?」に優しく変換します。

「お前たちに迷惑はかけない」
返し方例
「迷惑だなんて思ってないよ。ただ、いざという時にバタバタしないように、
父さん/母さんの考えを知っておけたら安心だなって思っただけ。」
ポイント
「迷惑」という言葉をそのまま受け取らない。
“安心したいだけ”に言い換えます。
「死んだ後に好きにすればいい」
返し方例
「そう言ってくれるのはありがたいけど、
本当は父さん/母さんの気持ちを聞いたうえで決めたいんだよ。」
ポイント
“決定権”の話を“尊重したい気持ち”に戻す。
「考えるのが面倒くさい」
返し方例
「全部決めなくていいよ。今日は“どう思ってるか”だけ教えてくれたら十分。
続きはまた今度でもいいし。」
ポイント
結論を急がない。続けて話し合える余白を残す
「兄(姉)に任せてある」
返し方例
「そうなんだね。じゃあ一度みんなで同じ話を聞けたら安心だね。
父さん/母さんの考えがちゃんと伝わるようにしたいな。」
ポイント
きょうだい対立にしない。“親の意思を共有する場”に変換。
否定から入らず、否定されても動揺しない。
このくらいの構えが、長い目で見ると話し合いを前に進めます。
そして、一度で終わらせようとしないこと。
実家の話し合いは、何回かに分けて少しずつ深めていくものです。
「今日は気持ちを聞けただけでよかった」くらいの気持ちで、最初の一歩を踏み出してみてください。

親に話す前に、きょうだい間でも話し合っておく
きょうだいがいる場合は、親に話す前に、まずきょうだいの間で実家の今後についての考えを確認しあっておくことをおすすめします。親の前できょうだいがバラバラの意見を言い始めると、話し合いは一気にこじれます。
「長男が全部引き継ぐと思っていた」
「実家は残したかった」
「早く売るべきだと思っていた」
こうした認識のズレが、親が亡くなった後に相続トラブルへと発展するケースは少なくありません。
完全に合意できなくてもよいので、「実家についてそれぞれどう思っているか」を事前に確認しておくだけで、親との話し合いがずいぶんスムーズになります。
まずは兄弟で「親の意向を第一にする」という基本方針を共有しましょう。
事前に確認しておきたい事
話し合いを感情論だけで終わらせないために、以下を事前に把握しておくと具体的な話に移行しやすくなります。
- 登記名義人 – 実は亡くなった祖父の名義のままだった、というケースが非常に多いです。
- 固定資産税 – 年間いくらかかっているのか。
- 築年数と建物の状態 – 修繕が必要な箇所はないか。
- 不動産の相場 – 今売るとしたらいくらくらいか(一括査定サイトなどで目安を知るだけでOK)。
「このままだと、これくらいの維持費がかかり続ける」という具体的な数字は貴重な判断材料。
重い腰を上げるきっかけになります。
一人で抱え込まず、専門家を頼る
専門家を入れることが有効な場合は
✓家族間での話し合いがこじれてしまったとき
✓法的な手続きが必要なとき
✓家族内だけでは解決できない問題があるとき
です。
第三者が入ることで、親御さんの方も「社会的な問題として考えなきゃ」という意識に切り替わりやすくなります。
相談できる専門家
- 介護や生活全般の見通しを立てたい – 地域包括支援センター
- 相続登記や名義変更について知りたい – 司法書士
- 遺言書の作成や家族信託を検討したい – 行政書士
- 売却の可能性を知りたい – 不動産会社
特に「家族信託」は、親が認知症になった後でも子どもが財産を管理できる仕組みとして近年注目されています。元気なうちに司法書士や行政書士に相談しておくと、選択肢が大きく広がります。
実家じまいは「親の人生の整理」を支える行為

実家じまいは、「家をどうするか」という話に見えて、親がこれまで積み重ねてきた暮らしに向き合い、これからをどう生きるかを一緒に考えるプロセスです。
実家じまいの話は、切り出し方次第で親子の絆を深める時間になります。
まずは、肩の力を抜いて、「ちょっと聞いてもいい?」から始めてみてください。
焦らず、でも目をそらさずに、「一緒にこれからを考えたい」という気持ちから始めてみてください。
今度の週末、親御さんに電話でもいいので「実家のことで一番思い出に残ってることって何?」とたずねてみませんか。まずは思い出話から始めてみてください。それが、最高の「切り出し方」になるかもしれません。
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