【西洋の伝統を毎日の晩酌で】マイセン社ブルーオニオンの瓢型徳利とぐい呑みを買い取りました

カテゴリー:骨董品、ブランド食器、吹田市のお客様

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  今回の買取品は、マイセンのブルーオニオンの徳利とぐい吞みです。

  伝統あるブランド―マイセン

  マイセンは、1710年にドイツ・ザクセン地方で創業したヨーロッパ最古の硬質磁器窯です。
  ヨーロッパで初めて磁器の製造に成功した伝統ある磁器ブランドです。
  このブランドは磁器の裏面に「青い双剣（クロスソード）」のマークが入るのが特徴です。

  ブルーオニオンは「玉ねぎ」ではなかった

  ブルーオニオン（独：Zwiebelmuster／英：Blue Onion）は、マイセンを代表する絵柄の一つ。
  「オニオン＝玉ねぎ」と呼ばれますが、実際には玉ねぎではなく、ザクロ・桃・竹・牡丹など東洋風のモチーフが描かれています。
  この図案は18世紀に中国の青花磁器（染付磁器）から着想を得ており、元になったのはザクロや桃などの東洋の果実や植物です。

  しかし当時のヨーロッパではザクロや桃などが身近でなかったため、マイセンの職人や消費者には“よくわからない東洋の果物”に見え、自分たちがよく知っている玉ねぎ（オニオン）に“見た目が似ている”と誤認され、シリーズ名が「ブルーオニオン（青いタマネギ）」となりました。

  ブルーオニオンシリーズはザクロや竹、桃など東洋的な縁起物モチーフが主役で、その意味も「多産・繁栄」「長寿」「高潔さ」などの目出度さの象徴が込められています。

  徳利に似た瓢型ボトル

  「瓢（ひさご）」はひょうたんの形を意味します。
  このボトルは上部が細く、下部がふっくらとしたひょうたん型のフォルムになっており、柔らかな印象とバランスの良さが魅力です。
  
  日本の「徳利」に似た形状で、日本国内では日本酒用の酒器として親しまれています。

  今回の買取品は、瓢型のボトル1点と、ぐい呑2点のセットになっています。
  日本では「酒器揃い」と呼ばれ、日本酒・焼酎を注いで楽しむのにぴったりです。

  実用性だけでなく、インテリアとして飾っても絵柄が美しく、コレクションとして人気がある品を買い取らせていただきました。ありがとうございました。

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