実家の片付け大作戦！高齢の親と一緒に実家を片付けるための実践的なアドバイス

今日は、日本中に似たような状況の方がたくさんいらっしゃるであろうAさんのお話です。

実家の片付けをしたいAさんの話

Aさんの状況

Aさんは40代の働くママさん。
実家は自宅から200km離れた地方にあります。

年数回、家族で実家に帰省していましたが、実家には物があふれていて、帰省するたびに結膜炎や鼻炎に悩まされています。

年に数回の帰省中に『なんとか片付けないと』と決意を固めますが、3,4日の帰省中に片付くような内容ではありません。

親の状況

両親が住む実家は、地方にある一軒家。
1階にはリビング・ダイニング・キッチン以外に客間と別の部屋が1つ、2階には3部屋あります。

しかし、客間と2階の2部屋がモノに溢れて使えませんし、2階の空いている1部屋も、ギリギリ寝られるぐらいのスペースがあるだけで、とっても狭いですし、地震が起きようものなら、上から物が降ってきてかなり危険な状態です。

私以外に妹がいるのですが、この2階さえ片付けば、私たち家族と妹家族、みんなで集まれると思うのです。

Aさんの悩み

今は、両親とも健在ですが、どちらか一方が入院や施設に入るかも、それでなくても、もう身体がシャキシャキ動くような年代でもないため、早めになんとかしたいと思っています。

が、当の両親ときたら、『私たちが死んでから、どうにでもして』といって、今から動こうという気持ちは全くみられません。

無理やりというか、一方的にことを進めるのはあまり良くないという話も聞くので、どうしたもんか…と悩んでいます。

という状況です。

親が住む実家の片付けかた

似たような状況の方、日本中にめちゃくちゃ多いと思っています。

不用品買取店の目線から言いますと、Aさんのおっしゃっているように、子ども世代が一方的に進めるのは、全くオススメしません。

年に数回とはいえ、実家に帰省するぐらい良い関係なのに、親の人生の最終章に入ってきたあたりから、関係が拗れると元に戻れる可能性がかなり低くなってしまうからです。

段階的にアプローチする

ご両親がいままで住んできたお家には、建てる前からの思い出や、家族みんなで過ごしたことなど、人生と共に歩んできたという歴史があります。

そこにある物も同じだと考えてもいいかもしれません。

特に高齢になってきた親世代にとっては、宝物という場合もあります。

それを勝手に処分したりすると、いいことをしているハズなのに、恨まれるような結果になることもあります。
ですので、この『親の気持ち』というものを大切にしながら、一歩一歩進めましょう。

ただ、年に数回の帰省ということなので、顔を合わせたときに話を進めようとするのではなく、普段からLINEや電話で生活スタイルを聞きながら、寄り添っているよ、思っているんだよ、という姿勢を見せていることが大切ですね。

普段使っているものと、残しておきたいものを分ける

最初から、要・不要を分けようとすると、『全部いる！』となりかねないので、普段使っているものと、残しておきたいものという分別で仕分けするのを提案してみましょう。

捨てる・処分するのではなく、ただ普段使っているものと使っていないものを分けるだけだよ。というスタンスです。

捨てられないという安心感から、分別に協力してくれるかもしれません。

残しておきたいものの中から、処分してもいいものを選ぶ

残しておきたいものの中には、本当に残したいものと、本当は必要ないもの、が含まれています。
その中から、本当は必要ないものを選びとり、手放すことを考えます。

普段使っているものと、残しておきたいものを分ける工程で、親世代も『分ける』ということに少し慣れていますので、選別に対するハードルが少し下がっています。

手放すものが決まったら

そうなったら、我々買取業者の出番です！
親世代の方々は、ブランド食器や絵画など、たくさん良いものを持っている世代でもあります。

子世代からみた邪魔者が、ちょっとしたお小遣いに変わることもたくさんありますので、ぜひご相談くださいませ。