深川製磁　ティーカップ（カップ&ソーサー4客セット）

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  深川製磁とは

  1894年、佐賀県有田町で創業した日本の陶磁器メーカーです。

  『フカガワブルー』と呼ばれる鮮やかな青色と透けるような白磁など、独自の高い技術を誇り、知る人ぞ知る作品が多く生み出されています。

  『寿赤絵』や『菊七宝』など、日本古来からの吉祥文様の伝統的なシリーズもありますが、極限まで削ぎ落とした『てとて』やモダンなフォルムが並ぶ『TEWAZA』など、現代的なシリーズも取り揃えています。

  歴史

  1900年に行われたパリ万博では金牌を受賞し、1904年にもセントルイス万博に出品し、金賞を獲得。国際的な評価と注目を集めました。

  1910年には、宮内省御用達になりましたが、当時の社長の『皇室のご依頼で納品するのは大変名誉なこと。しかし、それを商売に利用すべきではない』というお考えから、公表を控えてきたという経緯を持ちます。

  方針転換して公表に至ったのは、高円宮家の三女 絢子さまのご結婚披露晩餐会の引き出物に用いられてた深川製の磁製品を別の窯元製であると誤報が拡散され、これを否定するために、公表に至りました。

  深川製磁という窯元が、どれだけ製品に向き合い誇りをもって作り上げているのかがわかる逸話ですね。

  今回の買取品

  そんな深川製磁が作り出した、染め付けの小桜文　紅茶碗揃。
  いわゆるティーカップ とソーサーのことですね。

  フカガワブルーと称される美しい青に、日本の象徴の花”桜が”ふんわりと描かれています。

  少し離れたところから見ると、色の濃淡がある美しいカップに見えますが、近くで見ると、全体的に桜が描かれていて、とても美しい逸品ですね。