老舗の墨製造メーカー『墨雲堂』書道具

カテゴリー:書道具・香道具、高槻市のお客様

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  墨の老舗、墨雲堂の和墨

  墨雲堂は1805年創業の老舗の墨製造メーカーです。

  創業以来約220年以上に渡り、墨一筋を貫き、現代まで書道文化を支えてこられています。
  素材・技術・知識・知恵を大切に受け継ぎ、長い伝統を守りながらも現代のニーズに合わせた研究をされています。

  「墨造りは墨の体質造りと色彩の兼ね合わせである」

  昭和四十七年五月十五日　株式会社墨運堂８代目社長　松井茂雄　

  数ある試作品から一銘柄一墨質という理念を打ち出し、８代目 松井 茂雄が「百選墨」は生まれました。

  松井茂雄は日夜研究を重ね、墨に人生を捧げました。

  30年以上の試作から百種類を選出

  墨の体質と老化過程と墨色が併せ持つ繊細な色彩にこだわり、30年余りの試作の中より個性と色彩の美しさ、墨がもつ気品などを兼ね備えたものを百種類選び出したことから「百選墨」という呼び名がつきます。

  発表後も原材料の変化に伴い試作は続きます。
  また松井茂雄が亡くなってからも配合の資料を元にアップデートされていきました。

  平成９年に百選墨シリーズは終了しています。

  英雄独立

  英雄独立は、百選墨シリーズの中でも古い時代のもので、昭和５９年に発表された菜種油煙墨です。
  色彩は赤茶紫系の黒とされます。

  大変に貴重な品であり、日本の書道文化を支えた老舗書道メーカーの探求力と技術が詰まった歴史ある一品です。

  中国語での「鷹」は「英」と読みが似ており、英雄の象徴とされました。
  高台や古木に一羽だけいる鷹を描いたものを「英雄独立」と題される伝統図柄です。

  男児のお祝いや子孫の繁栄を願い贈り物にも描かれることが多い絵柄です。
  彩墨で彩色された図柄が美しく厳かな雰囲気を出しています。

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